まごめ内科・腎クリニック|院長 井上(大橋) 禎子|都営浅草線「西馬込駅」徒歩2分

診療内容

診療内容

糖尿病/糖尿病性腎症

糖尿病/糖尿病性腎症

成人の10人にひとりが糖尿病

糖尿病は無症状の方も多いですが、以下の症状がある方は要注意です。早めにご相談下さい。

  • 喉がよく乾く
  • 飲む水の量が増えた、あるいは尿が増えた
  • 食べているのに体重が減ってきた
  • 体がなんとなくだるい
  • 手足がピリピリする、手足がつる
  • 厚生労働省の調査によると、国内の糖尿病患者数は約950万人と推定され(2012年国民健康・栄養調査)、これは成人の10人に1人以上に相当します。さらに同調査によると、その患者さんのうち現在治療を受けている人は約65%にとどまります。つまり1/3以上の人が、自分が糖尿病であることに気付いていない、もしくは気付いていても適切な治療を受けていないことになります。

    糖尿病の新薬

    恐ろしい合併症

    糖尿病は初期には無症状のため放置されがちですが、高血糖が続き、気がついた時には身体に深刻な合併症が広がっている、というのがこの病気の特徴であり、恐ろしい点です。

    糖尿病の代表的な合併症としては特に眼、腎臓、神経が侵されることがあります。具体的には網膜症による失明、腎不全による人工透析導入、足壊疽という結末を迎えることもあります(透析が必要となる慢性腎不全の原因も、従来は慢性糸球体腎炎がトップでしたが、1998年から糖尿病性腎症が取って変わりました)。また自律神経障害によるインポテンツを始めとした様々な症状に加えて、動脈硬化などで心疾患や脳血管疾患を引き起こすこともあります。

    以上の通り、糖尿病とその合併症は患者さんの身体、ひいてはその後の人生に極めて深刻な影響を与えることから、早期に治療を開始し合併症の予防をすることの必要性がお分かりいただけると思います。

    治療のポイント

    血糖値をコントロールするのはもちろんですが、これら合併症の発症、進展をいかに防ぐかが糖尿病治療の目的です。腎臓内科専門医として、糖尿病性腎症の進行をいかに遅らせるか、患者さんとともに考えていきたいと思います。

    糖尿病では中途半端な知識や治療はかえって逆効果になるため、しっかりした指導を受け、正しい治療を気長に続けることが大切です。

    昨今、糖尿病治療薬は従来の内服、インスリン治療に加え、それまでとは全く異なった作用メカニズムをもつDPP4阻害剤、GLP-1アナログ、SGLUTなどの新薬が発売され注目を浴びています。ただし、これらの薬が全ての糖尿病患者さんに有効とはかぎりません。

    一人ひとりの患者さんをしっかりサポート

    当クリニックでは、一人ひとりの病状に合わせてテーラーメイドの医療を行っていく方針です。個別の患者さんの必要に応じた薬の選択は勿論のこと、血糖値を下げる基本の治療である食事療法と運動療法についても、管理栄養士がしっかりサポート致します。

    治療の成績を知る指標として、血糖値およびHbA1cがあります。当クリニックでは採血後、約5〜10分という短時間で結果の出るHbA1c測定器を導入していますので、治療効果がすぐに判定でき、より良い治療を選択していくことができます。

    糖尿病性腎症

    日本透析医学会の統計調査によると、1998年以来、透析導入の直接の原因となった疾患は、糖尿病性腎症が第一位を占めています。現状で透析導入となった患者さんの約4割が糖尿病を患っています。この数年、多くの糖尿病治療薬が認可され、それに伴って糖尿病性腎症の治療の幅も広がっています。糖尿病性腎症はその病期によって治療方法は異なります。腎疾患専門の当院では、患者さんの生活習慣、体型なども考慮して、管理栄養士をはじめとするスタッフとともに、患者さん一人一人の治療法を選択していきます。

    糖尿病の治療中に尿蛋白を指摘された、また、腎機能障害を指摘された、など糖尿病性腎症のご不安のある方は、当院に一度ご相談ください。

    初めて受診される方へ
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